 | 実は今、FXを始めようと考えている中で、不安なことがあるんです。 |
 | それはなんだい? 相談にのるよ。 |
 | ネガティブ思考の自分としては、もしFXを始めて、ものすご〜く負けてしまったら、いくらぐらいのお金がなくなってしまうんだろうと、不安で不安でしょうがないんです。 |
 | なんだ、そんなことか。 前にも説明したけど、FXは外国為替証拠金取引ということで、預けた証拠金(保証金)を元に取引をするんだから、預け入れる資金を自分でしっかり管理すれば、たとえ大負けしても預けた金額よりお金がなくなることはないから大丈夫だよ。 ものすごく急激な為替レートの変化などで、証拠金(保証金)を超えてマイナスが出てしまうような例外はあるけど、基本的には、1万円だけ預けたら1万円以上損をすることは、まずないんだよ。 |
 | あっ、そうでした! 確かに資金管理をしっかりすれば、そんなに心配しなくても大丈夫ですね。 FXで使えるお金が5万円だったら、5万円だけ証拠金(保証金)として預けて、その金額の許容範囲の中で取引すればいいわけですもんね。 |
 | それに、FXにはマージンコールとロスカットという、とても安心なシステムがあったりするからね。 |
 | マージンコール? ロスカット? |
 | 簡単にいうと、自分のお金がいつの間にかなくなってしまうことを防いでくれる、安全装置的なシステムなんだ。 |
 | そんなありがたいシステムがあるんですか。 |
 | ただし、このマージンコールとロスカットのシステムは、会社によってないところもあるから、FX会社を選ぶときには、よく調べたほうがいいよ。 ちなみに、マージンコールというのは、預け入れた証拠金(保証金)に損失が出てしまい、一定の割合以下になってしまった場合に知らせてくれるシステムのことをいうんだ。 数値はFX会社によってまちまちだけど、例えば預けていた保証金に対する含み損が50%に達したらマージンコールが発生して、お知らせが来るといった感じだね。 |
 | なるほど。 これなら、これ以上損がでたらそろそろ危ないということに気付きますね。 もし、マージンコールがあった後でも、そのうち損を取り戻して利益に変わるんじゃないかと考えて、何もしなかったらどうなるんですか? |
 | もちろんいい方向に変われば問題ないんだけど、もしその後もどんどん含み損が増えていってしまったら、いよいよロスカットが行われるんだ。 この設定数値もFX会社によって変わるんだけど、例えば預けていた保証金に対する含み損が80%を超えてしまったら、ロスカットが発生して反対売買による強制決済となり、自動的に取引が終了となってしまうんだ。 |
 | 強制的に決済されてしまうなんて、ちょっと怖いですね。 |
 | ただ、もしこのロスカットがなければ、預けてある証拠金(保証金)をすべて失ってしまったり、場合によってはそれ以上の損失が… なんてこともありえるからね。 |
 | そうか…。 そう考えると、マージンコールやロスカットは心強いシステムなんですね。 |
 | ただ、本当はそうなる前に早めに手を打っていくことが、FXで勝つためには絶対に必要なんだけどね。 |
 | 確かにそうですね。 計画性を持った取引をすることを心がけようと思います。 |